待ちに待った地下道開通!
平成16年6月18日午前10時。地域の方には本当に待望の寺前地下道が開通しました。開通にあたって、午前9時から東口のレッズスクエアにて、相川宗一さいたま市長も駆けつけての開通記念式典が行なわれ、くすだま割りの後、市長が子供たちとともに地下道の渡り初めをしました。

今まで、地域の方が線路を越えて西口と東口の行き来をするには、駅まで行って反対側へ渡るか、浦和よりの地下道をくぐるしかありませんでした。与野よりには寺前こ線橋があったのですが、幅もせまく傾斜も急なため、自転車や車椅子、乳母車などでの往来はできず利用者は非常に不便な思いをしてきました。2001年の暮れから始まった工事も3年弱の時を経てようやく今回の開通にいたりました。地域のみなさんはこの開通を今か今かと待っていたことでしょう。

完成した地下道は両側に20人乗りのエレベーターがあり、自転車や車椅子、乳母車などでの通行もできるようになりました。また、非常時に備えて防犯カメラや非常ボタン、通行止めを知らせる電光掲示板も備え、安全対策も万全です。

「野菜がどれでも1つ100円!どうぞお立ち寄り下さい!」開通直後から、商店街会長の関根さん自らメガホンを取って通行する方への呼びかけが聞こえます。開通に合わせて18、19日の間、平和通り商店街の提供で野菜やお花、お酒などの特売や記念セールが行なわれ、商店街は賑わいをみせていました。

「あら、地下道が出来たの?便利になるわねぇ」と口をそろえる通行人の方々。みんなこの地下道の完成を心待ちにしていたようです。「これをきっかけに商店街をもっと盛り立てていかなくっちゃね」と会長の関根さんをはじめ、平和通りのお店の方々もはりきっています。