「クラインガルテン」という言葉、ご存知ですか?ドイツ語で「小さな庭」を意味するクラインガルテンは、もともと自給自足用の庭のことを指していました。現在の日本においては、「宿泊施設のある市民農園」のことをクラインガルテンと呼んでいます。
平日は都会で過ごし、週末は泊りがけで農業を楽しむ。定年退職した世代が、第二の人生の楽しみとして、田舎で農業を始める。いわば「農地付きの小さな別荘」といったところでしょうか。セカンドハウスとして機能するとともに、過疎化や農業の人手不足に悩む行政サイドにとっても、実りあるプロジェクトといえるでしょう。
茨城県笠間市にある「笠間クラインガルテン」の場合、1区画の広さは300平方メートル。その中に「ラウベ」と呼ばれる簡易宿泊施設と、約100平方メートルの菜園、芝生が備わっています。契約期間は1年(延長可能)。年間利用料は1区画あたり40万円で、備え付けの農機具利用は無料です。
なにせ都心部の市民農園よりも格段に広い敷地となるため、1人よりも2人、2人よりも3人といったように、家族や仲間内での共同利用が望ましいといえるでしょう。人数を増やして「当番制」にして赴くのもひとつの手ですね。
また、地元の人々や、クラインガルテン利用者同士の交流が楽しめるのも滞在型ならでは。地域のお祭りに参加したり、近隣の農家の方に農業をレクチャーしてもらったり、収穫した野菜を肴に飲み会を開いたりと、充実した田舎ライフをぜひとも堪能したいところです。笠間の場合は陶芸の町でもあるので、雨が降ったら陶芸に興じるといった楽しみ方をする方も多いそうです。
|